2013-07-12から1日間の記事一覧

怪物の遺伝子

先日の『幸福の遺伝子』の書評において、物語の語り部である「私」と、その「私」が創造した虚構の人物たちとの緊張関係について触れました。リチャード・パワーズは、遺伝子を「書き込まれた情報/読み取られる情報」というレベルにまで抽象化することで、…